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駐車場経営の副業の始め方
駐車場経営には主にコインパーキングと月極駐車場の2種類があり、それぞれ始め方や方法もいくつかあります。副業で駐車場経営を始める場合におすすめの方法を、それぞれのパターンで見てみましょう。
副業で月極駐車場を始める場合
月極駐車場とは、月額支払制度で利用者と契約し、月ごとに利用料をもらうものです。月極駐車場は土地さえあればすぐに始めることができ、設備が必要なコインパーキングと比べて初期費用も安く抑えられます。
副業で月極駐車場を始める場合、個人で管理するのは現実的ではないので、不動産会社などに管理を委託するのが一般的です。
管理を委託すれば、利用者の募集から賃料の回収、駐車場の清掃などの管理、クレーム対応など必要な手続きや管理業務などをすべて代行してくれます。
管理手数料の相場は賃料収入の5~10%とされており、場合によっては駐車場開設のために必要な初期費用を不動産会社が負担してくれることもあるようです。
月極駐車場のメリットは初期費用が安く抑えられ、利用者が集まれば安定的な収益を得られるということです。
ただ、月極駐車場の場合は駐車可能な台数によって収入の上限が決まるため、車の出入りの回数で収入の上限が決まるコインパーキングと比較すると収入が少なくなる場合が多いという点がデメリットと言えます。
例えば、大阪府のS市の相場で月極駐車場とコインパーキングの収入を比較してみると、どちらも満車を前提とした場合、
月極駐車場:10台×10,000円=10万
コインパーキング:10台×600円×30日=18万
となり、コインパーキングの方が収入が高くなります。
また、月極駐車場の場合、不正駐車にも気をつけなければなりません。コインパーキングの場合は機械で管理しているため不正駐車は少ないですが、月極駐車場の場合は停めようと思えばだれでも駐車できてしまうため、それによってクレームや契約解除につながる可能性もあります。
副業の場合は管理を委託すると思いますが、管理業者が不正駐車の見回りなどもしてくれるのかはチェックしておいた方が良いでしょう。
副業でコインパーキングを始める場合
コインパーキングとは、不特定多数の利用者に時間帯で貸すもので、先ほどもお伝えしたように料金設定や利用状況によっては月極駐車場よりも儲かる場合があります。
コインパーキングを始める場合、ロックプレートや精算機などコインパーキング専用の設備が必要となり、自前で揃える場合は10台の規模で400万円程度かかると言われています。
副業でコインパーキングを始める場合、失敗のリスクを考えると初期費用として400万円をかけることは得策ではありません。副業でコインパーキングを始める場合、一括借り上げ方式で土地ごと業者に貸す方法がおすすめです。
一括借り上げの場合、コインパーキングに必要な設備の費用は業者が負担してくれるため、初期費用はほとんどかかりません。また、管理委託と比べた場合に月々の手数料は高くなりますが、駐車場の利用状況に関わらず一定の賃料を受け取ることができます。
副業で駐車場経営をする場合の注意点
副業で駐車場経営を始める場合、いくつか注意点があります。
立地や周りの他の駐車場の料金によって収益が左右される
駐車場の立地や周りの状況は収益に大きく影響します。特に、その地域の駐車料金の相場は事前にチェックしておくことが必要です。
近くに自分の駐車場よりも安い駐車場があれば、利用者はそちらに行ってしまいますし、相場よりも高く設定していると利用者が集まりません。また、駐車場を開設した当初は競合がいなかったけど、近くに新しい駐車場ができることもあるので、定期的な確認が必要です。
税金がかかってくるもしくは上がる
駐車場経営で得た収入には、所得税がかかってきます。会社員の副業の場合、駐車場経営による所得が20万円を超えると所得税がかかりますので、確定申告が必要になり、その分住民税の金額も変わってきます。
また、もともと更地ではなく住宅などを解体して駐車場を始める場合、住宅用地ではなくなるため固定資産税の優遇措置がなくなり、税金が上がってしまうので注意が必要です。
税金については予め良く調べてから始めるようにするのがおすすめです。
まとめ
以上、土地を所有している会社員におすすめの駐車場の副業について、始め方や注意点などをお伝えしました。
会社員が駐車場の副業を始める場合は、管理業者に管理を委託する方法がおすすめです。
また、このサイトでは他にも会社員におすすめの副業を多数ご紹介しています。副業を考えている方はぜひ他の記事もチェックしてみてください。