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二種免許で運転できる車両の種類
二種免許とは、バスやタクシーなど旅客を運送する目的で旅客自動車を運転する際に必要な免許で、普通第二種免許、中型第二種免許、大型第二種免許、大型特殊第二種免許、けん引第二種免許の5種類があります。
副業で使う免許は、普通第二種免許または中型第二種免許のどちらかが多いかと思いますが、それぞれ下記の車両が運転できます。
・普通第二種免許…タクシーや普通車での運転代行や送迎の仕事ができます。
・中型第二種免許…車両総重量11t未満・最大積載量6.5t未満・乗車定員29人以下のマイクロバスなどの運転手や送迎の仕事ができます。
二種免許を活かした副業
普通第二種免許や中型第二種免許を活かしてできる副業にはどのようなものがあるのでしょうか。実際に募集されている仕事で副業可のものを見てみましょう。
タクシードライバーの副業
普通第二種免許があればできるタクシードライバーは、正社員だけではなくパートやアルバイトとして副業でも働くことができます。
正社員の場合は固定報酬+歩合制のところが多いですが、パートやアルバイトで副業として仕事をする場合は時給制または完全歩合制が多くなっています。
また、正社員の場合は第二種免許取得の費用を会社で負担してもらえる場合もあるようですが、パートやアルバイトの場合は第二種免許を持っていることが条件になっているところが多いです。
第二種免許を活かしたタクシードライバーの副業について、収入の相場や詳細は次の記事で説明していますので、あわせてチェックしてみてください。
運転代行ドライバーの副業
普通第二種免許を活かした副業としてもう1つおすすめなのが運転代行ドライバーの副業です。
運転代行とは、居酒屋に車で行ってお酒を飲んだ人が、帰りの車の運転を代行業者に頼んで送迎してもらうというものです。
運転代行は基本的に二人一組で行動するのですが、現地まで二人で会社の車で向かい、一人はお客さんの車を運転し、もう一人は料金メーターを回した会社の車で追随します。
追随車のドライバーは普通免許でできますが、お客さんの車を運転する方のドライバーは第二種免許が必要になり、その分時給もアップします。
送迎ドライバーの副業
普通第二種免許や中型第二種免許を活かした副業としては、送迎ドライバーが挙げられます。
送迎ドライバーの仕事で多く募集されているのが介護施設の利用者の送迎で、他には工場の従業員の送迎やコンパニオンの送迎なども見かけます。
マイクロバスなどであれば中型第二種免許が必要ですが、ワンボックスカーなど車種によっては普通第二種免許でできるものもあります。
副業のために二種免許を取得するのは得策なのか?
もともと二種免許を持っている人がそれを活かして副業を始めるのはおすすめですが、副業のために二種免許を取るのはどうなのでしょうか?
第二種免許は第一種免許を受けて、運転経歴が3年以上経過していることが条件で、他にもいろいろな条件があるので要確認です。
普通第二種免許の場合、免許の取得方法は教習所に通う方法と、免許試験場で一発試験を受ける方法があります。
一発試験の場合は費用が4万円前後と安くなりますが、合格率は10%以下とかなり低いため、結果的に教習所に通う方が早いということも多いです。
教習所の場合は、合宿が17~19万円、通学の場合は21~25万円が相場となっており、免許取得までの期間は合宿が10日ほど、教習所が20日ほどかかります。
このように、普通第二種免許の取得は安いものではありませんし、忙しい合間を縫って教習所に通う手間もかかります。
第二種免許を取得することで副業の幅は広がりますが、よほど運転が好きという人ではない限り、副業のために第二種免許を取得することはあまり得策とは言えません。
運転代行の追随者や回送ドライバーなど、普通第一種免許でできる運転の副業もあるので、まずはそこから始めてみるのも良いかもしれません。
普通第一種免許でできる運転の副業について詳しくはこちら
まとめ
以上、普通第二種免許を活かした副業について、おすすめの副業などをご紹介しました。
このサイトでは、他にも副業におすすめの仕事を多数ご紹介しています。自分に合う副業を探しているという人はぜひ他の記事もチェックしてみてください。