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会社員なら副業ではなく複業をすべき理由
「副業よりも複業の方が稼げる金額が大きい」副業ではなく複業とすべき理由のひとつです。
副業で月数万円稼げれば、それなりの副業です。しかし、稼げる金額と時間を考えると、お小遣い程度であり体力を消耗する割には稼げません。
一方、複業であれば、会社からの給与と同じレベル(数十万円)は稼げますから、経済的に余裕が出てくることは間違いありません。
パラレルキャリアの安定性
新型コロナウイルスの影響で、日本旅行やJTB、毎日新聞、スカイマークといった大企業が減資し中小企業になる、飲食店の閉店が相次ぐなど、様々な変化がありました。
新型コロナウイルス以前にもリーマンショック、古くはオイルショックなど、大きく経済状況が変わるタイミングは多々あります。
社会情勢が大きく変化したとき、複業としてパラレルキャリアを持っていたとしたら、収入が途絶えるリスクが低減できます。
実際、コロナ禍による収入減を複業で何とかできたというケースがありました。
複業をすることで、株式投資などの資産運用においてリスクヘッジをするようなことが仕事においてもできるようになるのです。
サラリーマン複業のデメリット
複業では、下記のデメリットがあります。
- ・時間が足りなくなる
- ・本業での秘密が漏れてしまう
複業が上手くいくと、本業よりも稼げるようになったり、時間が足りなくなったりすることがあります。
時間の使い方を間違えると疲労し、ご自身に跳ね返ってきますので、十分注意しましょう。
また、本業と同じ業種の場合、競合や秘密が漏れてしまう可能性があります。PCや連絡方法を分けるなど工夫するようにしましょう。
独立後は無理!サラリーマンの複業ならリスクがとれる
会社を辞めて独立してしまうと生活資金を確保する必要がありますから、リスクのあるチャレンジはできません。今まで経験のない業種への参入は、余程の覚悟が必要です。
一方、サラリーマンの複業であれば収入を確保できるため、まったく経験のない業種にもチャレンジできます。
もし、現在の職種や業種に限界を感じているのなら、サラリーマンのうちに複業として他業種にチャレンジしておくことで、将来の転職や独立に役立ちます。
また、本業と同じ業種の場合、競合してしまい、問題が発生することがあります。他業種であれば、競合することはありませんので、安心して複業ができる点も見逃せません。
ランキングをみて選ぶのもいいが、将来を考えて選ぶべき
複業を始めるときに、ランキングをみて選ぶ方法がありますが、注意が必要です。
- ・ライバルが多く競争が激しい
- ・成功しにくいものがラインキングに入っていることがある
- ・苦手なもの(パソコンの操作が必要など)を選んでしまうことがある
人気のある複業であっても、あなたには向いていないこともありますので、向き不向きをしっかりと考えてから選ぶようにしましょう。
大切なのは、長期間にわたって継続してできるかどうか、収益を上げられるかです。
サラリーマンの複業ならバイトやデータ入力は禁止
複業をするのなら、収入を本業と同じレベルまで高めていく必要があります。
時間単価の安いアルバイトやデータ入力といったお仕事は、始めやすいのですが副業レベルで終わってしまいます。
また、ダブルワークに慣れるために始めたのに、抜け出せなくなることもあります。アルバイトやデータ入力といったお仕事ではなく、最初から複業を始めることをおすすめします。
複業ならリスクを承知で儲かるものにも手を出せる
本業に近い複業とする方法もありますが、リスクヘッジや将来の安定性を考えるのなら、同じ業種ではなく異業種への参入も考えるべきです。
ただし、異業種への参入となると、失敗する確率は高くなりますので、先駆者に教えてもらえるものを選んだり、今後伸びのある業種を選択したりすることが大切です。
また、資格が必要な場合は、本当に稼げるのか入念なチェックが必要です。くれぐれも廃れていくような業種・職種を選ばないようにしましょう。
会社にバレない工夫は無駄な努力
副業レベル(お小遣いレベル)であれば、会社にバレない工夫をしてもよいかもしれませんが、本業と同じ程度の稼ぎとなるため、会社にバレることは間違いないと考えるべきです。
会社にバレても問題がないように、初めから会社に届け出るなどをするようにしましょう。
避けて通れない確定申告
副業と違って、本業並みの利益を出す複業では確定申告を避けることはできません。確定申告は必ず行うと覚えておきましょう。
逆に本業の会社で行う年末調整はしてもしなくても、どちらでもよくなります。最初は年末調整を行い確定申告に慣れてきたら、年末調整をしない方向にするとよいかもしれません。
節税方法と経費になる範囲
収益の状況にもよりますが、税務署に事業開始届と青色申告承認申請書を提出することが大切です。青色申告にすることで節税が可能になるからです。
青色申告ではなく白色申告にする方法もありますが、どちらも記帳や帳簿、領収書などの保管が必要ですし、会計ソフトを使えば簡単に申告書を作成できますので、白色申告するメリットは、ほとんどありません。
また、しっかりと帳簿をつけることで財務状況の把握や節税にもつながります。売上があった日、経費を支出した日は、必ず記帳する癖をつけておくようにしましょう。
具体的な複業の始め方
次のステップで複業を始めましょう。
- 1. 本業の就業規則を確認し、複業をするにあたって必要な手続きを行う。
- 2. 複業の方向性を決める(異業種への参入をするかどうか)
- 3. 必要な資料を集め、稼げるかどうか冷静に判断し、複業の内容を決める
- 4. 営業方法や営業先を決める
- 5. 会計ソフトを検討し、導入する
- 6. PCなど必要なものを購入する
- 7. 実際に複業をやってみる
- 8. 稼げることがわかったら、税務署に事業開始届と青色申告承認申請書を提出する
- 9. もし稼げなかったら、赤字が膨らむ前に撤退する
順番が逆になっても問題はありません。大切なのは、実際に複業をやってみること、撤退すると決めたら即撤退することです。
おすすめの複業について、まとめた記事がありますので、ぜひ複業の参考になさってください。