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少額の自己資金でも都心のビルに投資が可能!「REIT(リート)」
REITとは、投資家から集めた資金をもとに不動産への投資を行い、そこから発生する収益を投資家に配当する金融商品のことです。
個人の資金では到底手が届かないホテルやビルなどの高額な不動産を、多くの投資家から資金を集めることで購入し、売買や賃貸収入で得た利益を配当します。
投資家は自分で不動産を購入することもなく、不動産を管理することもなく、投資するだけでお金が入ってくる、サラリーマンにとっては非常にありがたい仕組みです。
さらに、物件選定はその道のプロが行うため、不動産を直接購入した場合の「自分で物件を購入したけどまったく収益が上がらない」というリスクがなくなります。
また、少額投資が可能なことで、分散投資によるリスクヘッジがしやすいこともメリットとして挙げられます。不動産を直接購入する場合、投資金額が大きいため分散投資が難しくなります。
しかし、REITにも不動産を直接購入する場合と比較した場合のデメリットがあります。それは、「投資法人の倒産」「金利変動による収益減少」の2つです。
投資法人の倒産
REITで不動産投資を行う投資法人も、一般企業と同じように倒産のリスクがあります。法人が倒産してしまうと配当が受けられなくなり、投資した資金が無駄になってしまう恐れがあります。その点、不動産を直接購入する場合はこのようなリスクはありません。
金利変動による収益減少
REITでは、投資家から集めた資金だけでは不動産の購入が難しいため、金融機関による借り入れも行っています。金利が上がり利息負担が大きくなることで、収益が減少する可能性があります。不動産を直接購入する場合でも、銀行から借り入れをしていればこのリスクは発生しますが、自己資金のみで購入する場合は金利に左右されることはありません。
投資法人を間に挟んでいるので、その影響によるデメリットに注意が必要です。
以上のことから、REITは手間をかけずに副収入を得たい人に向いていると言えます。
中古戸建への不動産投資
少額の資金で始められるおすすめの不動産投資として、中古戸建への投資があります。具体的には、中古戸建を購入し、賃貸収入を得る方法です。
中古戸建なら300万円ほどの自己資金で購入することが可能で、中古戸建の賃貸自体があまり市場にたくさん出回っていないため、家賃を高く設定することが可能です。そのため、一般的な不動産投資と比較して投資金額の回収が早くなります。
では、具体的にはどんなメリットがあるのかを見てみましょう。
維持費が少ない
中古戸建のメリットとして、維持費が少ないことが挙げられます。アパートの場合、共有スペースはアパートの所有者が掃除やメンテナンスをする必要があり、自分でできない場合は外部委託の必要があるため管理費がかかります。
その点、中古戸建は共有スペースの概念がなく、掃除やメンテナンスは入居者本人が勝手にやってくれるので、管理費がほとんど必要ありません。
長く住んでもらえる
中古戸建を探している人は、アパートを探している人と比べて住居にこだわりを持っている場合が多いです。賃貸なら普通はマンションやアパートを選ぶと思いますが、そこをあえて中古戸建にしている点で何となく想像が付きますよね。
また、戸建てはアパートと比べて「自分の家」感が強いため、愛着が湧きやすい傾向にあります。そのため、一度入居してもらえば長く住んでもらえる可能性が高いと言えます。
初期投資の回収スピードが速い
先程もお伝えしましたが、中古戸建の賃貸はアパートやマンションと比べて物件数が少ないため、需要が高くなっています。また、300万円程度で購入できるため、家賃を高めに設定すれば初期投資金額の回収スピードが速くなり、回収が終わってからは家賃が純粋な利益となります。
実際にSUUMOで中古戸建の購入と賃貸の相場を見ると、下記のようになっています。(今回は都心のベッドタウンである埼玉県と千葉県で検索しています。)
中古戸建の購入
築年数:24~36年
金額:290万円~398万円
中古戸建の家賃
築年数:20年~50年
金額:7.5万円~13万円
周辺環境や築年数によって価格は変動すると思いますが、仮に300万円で中古戸建を購入し、10万円で貸した場合、リフォームや税金などの諸経費を足したとして、
350万円÷10万円=35か月=2.9年
2.9年で初期費用が回収でき、そこからは家賃10万円がずっと利益として入ることになります。
このような物件を3つもった場合、うまくいけば3年後には何もしなくても30万円の収入が得られることになります。
中古戸建にももちろんデメリットはあります。
物件探しなどの手間がかかる
先程のREITと違い、自分の手で物件を探して購入する必要があるため、その分の手間がかかります。購入して貸し出してしまえば後は家賃がちゃんと入っているかを確認するくらいなので、最初に手間をかけられるかどうかがポイントになります。
借り手が付かない場合のリスク
借り手が見つからないと家賃収入が得られないので、購入資金が無駄になってしまいます。そのため、物件購入時には借り手が付くかどうかしっかりリサーチをして選定しなければなりません。
中古戸建のデメリットをまとめると、とにかく手間がかかるということです。その分自由度が高いため、不動産に関して自分で色々手を加えたり管理したりしたいという方にはおすすめです。
中古戸建の投資については、次の記事でさらに詳しく説明していますので、興味のある方はぜひチェックしてみてください。
まとめ
以上、サラリーマンが少額資金で不動産投資をする方法について、REITと中古戸建をご紹介しました。いずれにしても初期投資を回収して早く利益を出すためには、少し手も早く始めるのがおすすめです。
自分に合った投資方法で、副収入を増やしてみてください。
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