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日雇いってどんな働き方?
日雇いとは、雇用契約の一種で、1日限りまたは1か月(31日)未満の有期労働契約のことを指します。主にパートやアルバイトで募集されており、アルバイトサイトなどでは「日雇い」は1日のみの労働を指すことが多く、「単発」などと表記される場合もあります。
働き方としては、仕分けやシール貼り、試験監督、警備員などスキルが不要で誰でもできる仕事が多くなっています。また、ほとんどが会場や工場などに出向いて手や体を動かす仕事が多く、在宅ワークは少なめです。
日雇い派遣は禁止されている
企業と直接雇用関係を結ぶ場合は日雇い労働が可能ですが、派遣の日雇い労働は、2012年の労働者派遣法の改正によって一部の職種や条件に該当する場合を除き原則禁止となりました。そのため、求人サイトで日雇いとして募集されている案件は、直接企業が募集しているものとなります。
日雇いと即日払いの違い
日雇いと即日払いを混同している方も多いですが、「日雇い」というのは労働形態のことを指し、支払い方法は案件によって異なります。日雇いだからその日に給与が支払われるというものではなく、あくまで働き方が日雇い(1日または31日未満の短期)というだけです。
その日にお金が必要という場合は、「即日払い」の条件で仕事を探す必要があります。
日雇い副業のメリット
日雇いの仕事は色々な面で副業に向いています。副業で日雇いのアルバイトをする場合のメリットを見てみましょう。
履歴書・面接不要のところが多い
日雇いのアルバイトの場合、単純作業や誰でもできる仕事がほとんどなので、履歴書や面接が不要で簡単な登録のみで始められる案件が多く募集されています。副業で手軽に始めたいという方に最適です。
スキルや資格が必要ない
日雇いのアルバイトは、シール貼りや仕分け作業など単純作業が多いので、特別なスキルや資格が必要ない場合が多いです。何も考えず黙々と作業をして稼ぎたいという方におすすめです。
人間関係を気にしなくて良い
日雇いのアルバイトは1日もしくは1か月以内の短期間なので、通常のアルバイトのように人間関係を気にする必要がありません。副業でアルバイトを始めたいけど、人間関係が面倒くさいという方には日雇いの副業がおすすめです。
日雇い副業の始め方
日雇いアルバイトの副業を始める場合、アルバイトサイトから案件に応募する方法があります。アルバイトサイトは検索機能が充実しており、地域や条件から希望の仕事を探すことができます。
日雇いの場合は勤務期間で「単発(1日)」などの選択肢があるので、そこにチェックを入れて居住のエリアを選択すると日雇いの仕事が表示されます。
履歴書や面接が不要の場合や、即日払い対応可能な場合などは、求人のタイトルに記載されている場合が多いので、タイトルをざっと見てある程度内容を把握することができます。
また、アルバイトサイトの他には、Googleのしごと検索も便利です。Googleで「日雇い バイト」と検索すれば、さまざまなサイトの求人情報をまとめて見ることができます。
日雇いで多く募集されている仕事
日雇いのアルバイトにはどのような仕事があるのでしょうか。実際に募集されている案件からいくつかピックアップして見てみましょう。
仕分け・シール貼りなどの軽作業
時給:1,000円~1,400円
仕事内容は、商品の箱詰めやシール貼り、パンフレットの封入作業、検品などの軽作業です。髪型も服装も自由な場合が多いです。
試験監督
時給:1,000円~1,500円
試験の受付や誘導案内、資料セッティングなどで、日付指定で募集されている場合が多いです。人前に出る仕事なのでネイルやアクセサリー禁止など服装に指定がある場合もあります。
イベントスタッフ
時給:1,100円~1,600円
配布物を配ったり、会場設営を手伝ったり、アンケートを回収したり等、イベントに関わる様々な仕事があり、イベント会場や案件ごとに変わってきます。体を動かして色々な仕事をしたいという方におすすめです。
警備員
日給:9,000円~14,000円
イベント会場の警備、駐車場出入口の警備、交通誘導など、指定された場所に立って誘導したり警備したりするお仕事です。同じ場所に立ち続ける場合が多いので、身体的な負担が少しあります。
日雇いの副業を始める場合の注意点
日雇いの副業を選ぶ目的として、「会社が副業禁止でばれたくないから」という理由がよく上げられます。日雇い=日払い・手渡しのイメージで、副収入から会社にばれるリスクが少ないのではないかと考える人が多いようですが、日雇い・日払いだからと言って会社にばれるリスクが少なくなるわけではありません。
日雇い・日払い・手渡しでも、アルバイト先からの給与所得は会社が給与支払報告書を自治体に提出するため、住民税の額の変化で本業の会社にばれてしまいます。
トラブルを避けるためにも、日雇いでも副業を始める場合は、会社の就業規則に従うようにしましょう。
また、日雇いや日払いの副業であれば確定申告が必要ないと勘違いしている方も多いようですが、日雇いの副業でも、年間の所得が20万円を超える場合は確定申告が必要です。
まとめ
以上、日雇いの副業について、日雇いの定義やメリット、始め方などについて説明しました。日雇いの仕事は、「副業で手軽に稼ぎたい」という人におすすめです。
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