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ホームページ・ブログ・SNSを活用しよう
ホームページ・ブログ・SNSなどのインターネットでの集客は、現代の教室ビジネスにおいて必須と言えます。ただ、ホームページを作ったからといって自動的に人が集まるわけではありません。ホームページの設計と、ブログやSNSとの組み合わせが重要です。
自宅パン教室が優位に立てる!ホームページの基本設計
数あるパン教室の中から、あなたの自宅パン教室を選んでもらうためには、まずはホームページ設計が重要です。反対に、しっかりと設計してホームページを作成することで、大手パン教室より優位に立てることもあるのです。
まずは基本設計を確認しておきましょう。下記が、ホームページに最低限必要なページです。
トップページ
―講師紹介
―お客様の声
―レッスンの紹介・料金
―教室紹介
―ブログ
―お問い合わせフォーム
では、ここからそれぞれのページについて詳しく説明します。
トップページ
トップページはホームページの顔です。トップページで教室の雰囲気やコンセプトがしっかりと伝わるようにしましょう。レッスンで作ることができるパンの写真や、実際の教室の写真を掲載するのが良いでしょう。また、パン教室は誰に教えてもらうかということも重要なポイントになりますので、講師の写真を掲載するのも良いかもしれません。
講師紹介
先程も少しお伝えしましたが、パン教室を選ぶときに、どんな人が教えてくれるのかというのは重要なポイントになると思います。特に実績や資格はユーザーに信頼される要素になります。パンマイスター・パンシェルジュ検定・パン製造技能士など、取得している資格や指導実績、経験など、書けるものはすべて書いておきましょう。
また、資格や実績だけではなく講師の想いや人柄をしっかり伝えることによって、ユーザーの信頼感や共感を得ることができます。講師の写真はスマホやデジカメで撮影したものではなく、スタジオでプロに撮影してもらうことでより信頼感が増します。
お客様の声
お客様(生徒)の声があるかどうかでユーザーの信頼感がぐっと変わります。飲食店などを選ぶとき、口コミは誰でも気にすると思います。同じようなレッスンを受けられて料金もあまり変わらない場合、実際のお客様の声(口コミ)があるのとないのではどちらを選ぶでしょうか?
お客様(生徒)の声はたくさんあればあるほど良いです。できれば写真付きで実名も掲載させてもらえるようにしてください。写真と実名があることで、さらに信頼性がアップします。レッスン料無料などの特典を付けて掲載を依頼するのも良いと思います。そこまでしてでもお客様の声は集める価値があります。
レッスンの紹介・料金
レッスンやコースの紹介では、このレッスンで何を学べるか、どんなことができるようになるかを具体的に書きましょう。「自分にもできる」というイメージを持ってもらうことが大切です。
また、実際にレッスンで作ることができるパンの写真はかなり重要です。ユーザーに「こんなパンが作りたい!」と思ってもらう必要があるからです。性能の良いカメラで、おしゃれでおいしそうに見えるように撮影することがポイントです。カメラが得意な人に取ってもらうのも良いかもしれません。
そして、料金は明確に分かりやすく記載することがポイントです。いくらレッスンに良い印象を持ってもらえても、料金が分かりづらいと不安が残り、申し込みへの一歩が踏み出せません。安く見せようと「5,000円~」「5,000円から」などとざっくり記載するのではなく、各コースにきっちり金額を記載しておきましょう。
教室紹介
教室紹介では、企業の会社概要のような教室の情報と、教室の様子、教室までのアクセスマップを記載します。
教室の様子は、実際の楽しそうなレッスンの風景を掲載すると良いと思います。また、アクセスマップは住所と地図だけではなく、最寄り駅から〇分、バスの場合はどのバス停から〇分、さらに余力があれば最寄り駅からの写真付きの道順案内があるとばっちりです。
教室までの具体的な道順がその場で分かれば実際に教室に通うイメージができ、申し込みにつながりやすくなります。
ブログ
ブログはホームページと別で作成しても良いのですが、私はホームページの下層に設置することをおすすめしています。ホームページの下層に設置することで、ブログ記事のパワーが加わり、ホームページ自体の順位が上がりやすくなるからです。
ブログでは、ホームページでは伝えきれないパン教室の魅力や、ユーザーに役立つ情報を発信していきます。王道の方法は、毎回のレッスンの様子をブログ記事にすることです。レッスンの様子を写真付きで詳しくレポートすることで、教室やレッスンの魅力をユーザーに伝えることができます。
ブログのレッスンレポート以外には、パン教室に通うことを検討しているユーザーや、パン作りに興味があるユーザーにとって役立つ情報を発信していく方法があります。
例えば、「クロワッサンをサクサクふわふわに焼くコツ」などです。レッスンで学べることのさわりの部分を小出しにしてユーザーに興味を持ってもらうことがポイントです。
ブログで発信する情報に、ユーザーにとって有益な情報を加えることで、ブログにファンができます。そのファンに繰り返しブログを見てもらうことで、パン教室への興味につながっていきます。
お問い合わせフォーム
お問い合わせフォームは、ユーザーが入力しやすいフォームにすることがポイントです。あまり項目が多すぎると入力するのをためらってしまうので、項目は必要最低限にしておきましょう。
また、お問い合わせ後はどんな流れになるのかを明確に記載しておくと、ユーザーに安心感を持ってもらうことができます。
SNSをホームページへの入り口として有効活用
FacebookやInstagramなどの活用方法でよくありがちな失敗が、それを使って宣伝してしまうことです。FacebookやInstagramで直接教室の宣伝をするのは有効ではありません。SNSのユーザーは魅力的なコンテンツを求めているのであって、宣伝はうっとうしく思われるだけだからです。
SNSはブログやホームページへ誘導するための入り口として活用しましょう。例えばInstagramを使うのであれば、レッスンで作ったパンをアップして、「作り方はブログをチェックしてください!」という風に誘導します。
一見遠回りに見えますが、コツコツ取り組むことでじわじわと効果が出てきます。
顧客満足度を高めて評判を上げよう
顧客満足度を上げることも、結果として集客につながります。人は、素敵なお店やサービスを見つけたとき、友人や家族に薦めたくなるものです。特に女性はその傾向が強いです。そうやって広がる口コミの効果はあなどれません。
反対に、悪い評判には注意が必要です。良い評判よりも悪い評判の方が広がるのが早いとも言われています。
今いる生徒さんに対して最高のサービスを提供することで、口コミが広がり紹介で生徒が増えていきます。
パン教室の先生が陥りがちなのが、「先生」と呼ばれることで自分が教える立場なのだということを強く意識してしまうことです。それによって上から目線になってしまったり、うまくできない生徒さんに対してイライラしたりしてしまいます。
パン教室は“サービス業”です。先生は生徒さんに対しておもてなしをする立場なのです。それを意識することで、より良質なサービスを提供することができるようになります。
Googleビジネスプロフィールに登録しよう
パン教室などの教室サービスの宣伝に効果的なのが、Googleビジネスプロフィールです。例えば「パン教室 大阪」と調べたときに、周辺のパン教室が分かる地図が一番上に出てくると思います。
この地図の下に表示されているパン教室は、すべてGoogleビジネスプロフィールに登録されているパン教室なのです。これは、ある程度知名度がある教室ならGoogleが勝手に登録してくれます。
現在登録されていない場合は、下記URLから簡単に登録することができます。
https://www.google.co.jp/intl/ja/business/
Googleビジネスプロフィールに登録し、必要な情報を登録しておくことで、「パン教室」というキーワードで検索しているユーザーの目に触れやすくなります。ホームページが検索上位に来ていなくても、Googleビジネスプロフィールが上位に表示されれば集客ができるのです。
ホームページよりも上に表示されるので、むしろホームページよりも効果的と言えます。
また、可能であればパン教室の生徒さんに、口コミを登録してもらいましょう。Googleのアカウントがあれば簡単に口コミを登録することができます。口コミの評価が良かったり、口コミ数が多かったりすると、さらに集客効果が期待できます。
まとめ
以上、自宅パン教室の効果的な集客方法をご紹介しました。まず何よりもホームページが重要です。ホームページを持っていない、ブログしかないという方は、まずホームページを作りましょう。