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校正の副業は初心者に向いている
校正やリライトの副業は、初心者の方に向いていると言えます。自分で0から文章を作る必要がなく、具体的なやり方を記載したマニュアルがもらえる場合も多いので、文章を書いた経験があまりない人でも取り組みやすくなっています。
特に、ライターを目指している方の駆け出しの仕事としては最適です。リライトから始めて徐々に文章力や表現力を磨いていき、最終的には、ライターとしてさらに稼げる副業を受注することも可能です。
校正の副業の仕事内容って?
校正やリライトの副業の仕事内容は、文字通り記事の文章校正や添削を行うお仕事です。ただ、校正と言っても、ただ単に誤字や脱字など文字の誤りを正すというものではありません。
副業サイトなどで募集している一般的な校正やリライトの仕事は、文章の追記やブラッシュアップが主な内容となっています。
では、具体的にどのような作業を行うのか、いくつかのパターンに分けてみていきましょう。
記事の文章を追記する
既存の記事に、新しく文章を追加して文字数を増やすお仕事です。厳密にいうと「校正」ではありませんが、副業サイトなどでは校正のカテゴリに含まれている場合が多いです。
例えば、すでにサイトにアップされている記事に新しい見出しと内容を追加するというような仕事です。
具体的な作業としては、「婚活で失敗する5つのパターン」の記事で、パターンを5つから7つに増やす、「結婚の挨拶で好印象な服装まとめ」の記事に「何がマナー違反になりやすいのか」という項目がなければ、それについて書く、などです。
既にある内容の形式に合わせて文章を追加するだけなので、未経験でも始めやすい仕事です。
記事のブラッシュアップ
既存の記事の内容を分かりやすくブラッシュアップする仕事です。
具体的には、内容を深掘りしたり余分な部分を削ったりして、よりわかりやすくリライトするというものです。
「マイナンバー導入時に、“マイナンバー制度の導入により会社に副収入が知られて副業がばれる”といった情報が出回っていましたが、実はマイナンバー制度の導入によって副業がばれるということはありません。」
例えば、上記のような文章があった場合に、マイナンバーの制度を詳しく説明する文章を追加したり、「実はマイナンバー制度の導入によって副業がばれるということはありません。」の部分が繰り返しになってくどいので、「実はそのようなことはありません。」に修正する、というような感じです。
これは、最初の文章の追加に比べると、高いレベルでの仕事が求められます。なぜなら、元の文章よりも確実に分かりやすく校正する必要があるからです。
記事の形式の変更
分かりやすく具体例を挙げると、企業のプレスリリースの記事をブログのニュース記事に書き換える、などの仕事です。単純にリライトするだけではなく、自分の感想などを追記する必要がある場合もあります。
この場合は、記事を分かりやすくリライトする場合に比べると、求められるレベルはそれほど高くないと言えます。
校正の副業っていくらくらいもらえるの?
校正やリライトの副業は、正直に言って単価がかなり安いです。特に初心者だと時間がかかるため、時給に換算すると500円以下になってしまうこともざらにあります。
実際にクラウドワークスで募集がある案件の報酬をいくつか見てみましょう。
案件①既存記事のブラッシュアップ
1記事あたりの文字数:3,000文字
記事単価:1,500円
案件②プレスリリースをニュース記事にリライト
1記事当たりの文字数:800文字
記事単価:486円
例えば案件①で3,000文字のリライトに2時間かかった場合、時給は750円になってしまいます。
ただ、リライトの副業は、数をこなせばどんどん慣れていき、作業スピードも速くなっていきます。また、一度仕事を引き受けると同じ発注者から定期的に仕事をもらえることが多いので、安定した収入を得られるようになります。
慣れるまではとにかくたくさんの依頼を受けて数をこなすようにしましょう。
校正の副業の始め方
校正やリライトの副業を始めるには、まずアルバイトサイトやクラウドソーシングサービスのサイトに登録します。
アルバイトサイトにもリライトの仕事はありますが、基本的にはクラウドソーシングサービスサイトの方が案件数も多く探しやすいため、クラウドソーシングサービスサイトを使うのがおすすめです。
ここでは、「クラウドワークス」というクラウドソーシングサービスサイトの場合を見てみましょう。
簡単な会員登録が完了すると、案件に応募することができます。基本的な流れとしては、案件に応募→採用→納品→報酬が入るというイメージです。
案件によって、コンペ形式やタスク形式など採用方法が異なりますので、詳しくはクラウドワークスのガイドを確認してください。
まとめ
以上、校正の副業について、仕事内容や始め方を説明しました。誰でもすぐに始めることができるので、興味のある方はぜひチャレンジしてみてください。
また、リライトの他にもライティングの仕事はたくさんあります。次の記事ではライター全般の副業について説明していますので、こちらもあわせてチェックしてみてください。