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社会人の副業におすすめされている治験って?
治験は新薬などを販売する上で、人における安全性や有効性を調べるために行う臨床試験のことで、健康な人や疾患のある人が実際に薬を使用します。治験はあくまでボランティアなので、報酬ではなく被験者負担軽減費という形で費用が支払われます。
<負担軽減費の算出概念(4日間の入院の場合)>
時給600~900円×24時間×4日=57600~86400円
治験は健康な人を対象としたものと、その薬で効果が期待される疾患を持っている人を対象としたものに分かれます。また、薬だけではなくサプリや化粧品のモニターなども募集されています。
また、通院する場合と入院する場合があり、入院の場合は2泊3日や3泊4日などの日程で、その間の外出は禁止されます。
健康な人を対象とした治験
治療中の病気やアレルギーなどがない健康な人を対象とし、ジェネリック医薬品などの治験が募集されています。飲み薬だけではなく貼り薬や塗り薬などのパッチテストなどもあります。また、対象は男性がほとんどで入院と通院では入院の割合が多くなっています。
疾患のある人を対象とした治験
糖尿病やCOPDなどの疾患があったり、コレステロール値が高いなどの症状があったりする人向けに、その疾患に効果が期待される薬などを使用してもらう治験です。募集されている疾患を持っていることなどが条件となっています。また、男女や子供も対象に広く募集されており、入院と通院では比較的通院の方が多くなっています。
サプリや化粧品のモニター
治験の案件が募集されているサイトによっては、薬の治験ではなく健康食品やサプリ、化粧品などを試すモニターが募集されている場合があります。サプリや化粧品などのモニターは基本的に健康な人が対象で、治験のように入院が不要で通院のみの場合がほとんどです。治験は少し抵抗があるという人にはサプリや化粧品のモニターがおすすめです。
社会人の副業として治験をする場合のメリット
スキルや資格がなくても収入が得られる
副業によってはスキルや資格が必要なものもありますが、治験の場合は募集されている条件に当てはまれば、特にスキルも資格も必要ありません。健康であることや、反対に持病があることを活かして収入を得ることができます。
無料で健康診断が受けられる
治験の前には健康診断が実施されるので、自分の健康状態が分かります。また、治験の場合は通常の健康診断よりも検査項目が多くなっており、細部にわたる診断が可能です。
新薬によって疾患が改善する場合がある
疾患のある人を対象とした治験の場合、その疾患に効果が期待される新薬などの治験になるので、その疾患が改善する可能性があります。例えば、花粉症やアレルギー性鼻炎で悩んでいるけど特に通院はしていないという人も多いと思います。そのような場合に、新薬の治験を受けることで症状の改善につながる場合があります。
社会貢献につながる
治験は新薬の開発にとって欠かせないステップで、治験を受けるだけでも社会貢献につながっていると言えます。
社会人の副業として治験をする場合のデメリット
拘束時間が長い
治験には通院するタイプと入院するタイプがありますが、いずれにしても拘束時間が長くなります。また、入院の場合は外出は原則禁止されます。フレックスタイム制などある程度自由な働き方ができる人の方が向いていると言えます。
生活習慣に制限がある
治験中は治験薬以外の薬の服用が禁止されたり、食事や生活(飲酒・喫煙など)にも制限がある場合があります。
まとめ
以上、治験の種類や、社会人の副業として治験をする場合のメリットやデメリットなどをご紹介しました。
副業としての治験は、社会人の中でも自営業やフレックスタイム制など比較的自由な働き方ができる方に向いています。
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